第1章いよいよ弁護士に(座談会 2016年6月)

吉田 健詞郎(左) 東弁 66期/桜井 康統(中央・司会) 二弁  66期/宮本 理史(右) 東弁 67期

リスクの高い三大疾病の対策が
ワンコインでできる!

桜井:その他の保険についてはいかがでしょうか?

吉田:弁護士は通常、登録後すぐにイソ弁になることが殆どで、言うなれば初日から仕事。慣れない仕事に翻弄されて、保険のことを考える暇もなかなかありませんよね。

桜井:私は大学時代から奨学金を借りているため相当の借り入れがあり、現在少しずつ返済している状況です。そういう状況の中ではなかなか保険にお金を回すということが考えにくいのが実情ですね。特に健康面のリスクについては気になっていて、できれば医療費のリスク対策をしたいとは思うのですが…。

宮本:借り入れがあるからなおのこと、いざ大きな病気になった時に困りますよね。しかし現実は保険よりまず借金返済にどうしてもなってしまう。悩ましいところですね。

桜井:テレビでも、若い芸能人が病で倒れたりするニュースを目にすることもありますし、若いから安心というわけではないですからね。私は今回保険PTに参加させていただき、保険について少しずつ勉強しているところです。そんな中で気になった保険に、「がん等三大疾病保険」というものがあります。

宮本:よくあるがん保険と何か違いがあるのですか?

桜井:通常三大疾病の補償は医療保険のオプションとして付けられることが殆どなのですが、これは三大疾病の一時金の部分だけを補償する保険なのです。当然ながらその分保険料は安いですし、医療保険の場合「治療を終えてから保険料が支払われる」のに対し、「例えばがんと診断確定されたら一時金が受け取れる」というものなので、私のようにいざという時に当座の金に困るような立場の者にはうってつけだと思います。

吉田:実際、保険料はいくらくらいなのですか?

桜井:資料によると、例えば加入年齢が29歳までなら月250円、34歳までなら460円、39歳までで830円ですね。年払いにすればさらに安くなります。

吉田:思った以上に安いですね。

桜井:この保険料で、一時金300万円が受け取れるそうです。

宮本:我々くらいの年代ならば、ワンコインで一番心配な三大疾病の対策ができてしまうんですね。これはすごい。私もぜひ入りたいですね。

アイアンが曲がっちゃった…
これも補償の範囲です!

桜井:ところで話は変わりますが、皆さんゴルフはなさいますか?

吉田:私は残念ながら弁護士登録をしてから一度もコースに出られていません。ここ数年忙しくて。行きたい気持ちは山々なのですが…。

桜井:私は修習のときから始めました。事務所の先輩方がよくゴルフに行くので、私もコースに出ることがあります。腕前に自信はありませんが、ついうっかり入っちゃった、なんてこともありうると思いますので、早急にゴルフ保険に入ろうと思っています。

吉田:それはホールインワンの保険に入るということですか?

桜井:ゴルフ保険というとホールインワンのイメージですよね。もちろんそれもですが、例えばボールを人に当ててしまった時や、自分のケガも補償されます。木のそばで打ったらアイアンが思いっきり曲がっちゃった、なんて時も補償されるんですよ。

吉田:道具も補償されるんですか!それはありがたいですね。

桜井:お客さまに誘われてコースに出る事も多いのですが、ある社長さんが「ゴルフをするなら絶対に入っておけ」と言っていらしたので、絶対必要だと思います(笑)。実は兄弁が以前ホールインワンを出して、保険に入っていなかったので泣く泣く自腹でやっていました。その後すぐ保険に入ったようです。保険に入ったらホールインワンは入らないかも、なんて言っていましたけれど(笑)。

吉田:ホールインワンもですが、やはり賠償事故が一番心配ですよね。人なら当たり所が悪ければ大変なことにもなりかねないですし。賠償事故の補償があるのは安心ですね。

先輩から一言 advice

弁護士1年生。まずは一人前の弁護士になりたい、脇目も振らずに仕事に没頭。それは結構ですが、人生はマラソンレースです。長期的な視野に立ったバランスを図ることこそスタート時点での課題でしょう。趣味、仕事以外での人付き合い、健康維持等々の配慮をゼロにはしないでください。経済面では、まず家計と業務会計の峻別を心がけましょう。いずれ、一度に多額の収入もあるであろう職業ですが、低収入の時もあります。個人生活は一定額で賄えるようにしておく。あるだけ使うなんて癖を付けないこと。また、保険等のリスク対策は僅かでも始めたいものです。

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