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Vol.9

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おりたたみ自転車

和田 光史(東弁 47期)

 裁判所や弁護士会館は、弁護士のホームグラウンド。東京23区内だと最寄り駅は霞ヶ関になる。私の事務所は四ツ谷にあり、霞ヶ関までは地下鉄を利用していたが、5年ほど前から、自転車を利用するようになった。地下鉄でも自転車でも片道約20分なので、時間のロスはない。裁判所までのコースは新宿通から皇居内堀通を経由するので、四季折々の風情が楽しめる。  
 私が使っているのは、ブロンプトンというイギリス製の折り畳み式自転車である。折り畳むと驚くほどコンパクトで、車のトランクにも入るし、袋に入れれば鉄道にも無料で乗せられる。オプションのカゴや荷台をつければ、最大20キロの記録も運べる。自転車を漕いでいて疲れたり雨に降られたら、すぐ折り畳んでタクシーや電車に乗ればよい。私のような根性なしにはぴったりの乗り物だ。
 ブロンプトンは正直高い。カゴなど便利なオプション類を装備して約18万円。たかが自転車にこの値段はないわと考えるかもしれない。かくいう私がそうであった。
 ところが青色申告をするようになって考えが変わった。四ツ谷〜霞ヶ関駅間の6か月定期券代は3年間で20万円以上。しかしそのお金でブロンプトンを1台買えばお釣りが出て、しかも通勤で利用すれば経費で落とせる。自転車のフレームは10年保証なので、その間にタイヤ交換などのメンテナンスを経てもせいぜい20万円。対して定期代は10年で約70万円がただ消えるだけだから極めて節約効果が高い。
 また、事故や災害などで交通機関が途絶した場合、自転車が手元にあれば自宅まで戻ることも可能だ。重量も一般自転車の半分だし、折り畳んだ状態でもキャスターで転がせるので重さを感じない。

いつも足元に置いておけば盗難に遭う心配もない。普通の自転車店には置いていないので、購入の際は小径車の専門店を訪ねることにはなるが、興味のある方は、1台お手元にいかがでしょう。

正面
         
麻婆豆腐
         
麻婆豆腐